阿漕平治盆供養(阿漕塚)

あこぎへいじぼんくよう

阿漕平治盆供養(阿漕塚)写真
毎年8月16日の日程で阿漕平治の霊を供養する阿漕平治盆供養が阿漕塚周辺にて開催されます。

【阿漕平治の伝説】

市内阿漕町に、阿漕塚と刻まれた小振りの石碑がある。この塚にまつわるのが、阿漕平治の伝説である。
 その昔、阿漕が浦に平治という親思いの漁夫がいた。ところが、その母が病にかかり、日に日に衰えていった。なんとかならないかと困り果てていると、阿漕が浦にいる「やがら」という魚を食べさせれば、回復するという事を耳にした。
 しかし、困ったことに阿漕が浦は禁漁の海であった。悩んだあげく、ついに海に網を入れ「やがら」を母親に食べさせると、元気になっていくようであった。だが、ある嵐の夜、舟に忘れた笠が証拠になって捕らえられ、簀巻きにして海に沈められたというのである。
  この平治伝説は、「伊勢の海あこきか浦に引くあみもたひ重れはあらはれにける」という古歌に基づくのであるが、平治の名はなく、また謡曲「阿漕」も殺生を 業とする漁夫の嘆きで孝子伝説ではない。浄瑠璃になって宝暦年間(1751~63)上演、文化14年(1817)改作「勢州阿漕浦鈴鹿合戦 平治住家の 段」で広く宣伝され、それをまた芝居に仕組んで「阿漕平治」を実在の人物のようにしたことから、孝子伝説に結び付くのである。
  • 阿漕平治盆供養(阿漕塚)その他写真1
  • 阿漕平治盆供養(阿漕塚)その他写真2
DATA
住所 〒514-0812
三重県津市柳山津興622