宮踊り(風采踊り)
ふうさいおどり
昭和45年に三重県無形民俗文化財に指定
この祭りは、香良洲神社での奉納一番くじによって踊る順番を決めますが、それを字(集落)によって定めるためケンカが始まるので、他郷の人々からは、別名「香良洲のケンカ踊り」とまで言われています。
しかし土地の人々は香良洲神社で踊るため、これを「宮踊り」と言います。祭り当日、各区の踊り子は、まず香良洲神社の神前で踊り、その後各区へ戻ってから翌日の午前中まで、不眠不休で踊り続けます。
踊り子は、頭から鳥毛のカブトという「かんむり」をつけ、頭からたれた鳥毛が顔を隠し、衣服は浴衣染めのジュバンを着て浴衣のモモヒキをはき、足はワラジを履いて、肩からカンコを吊るします。
そのカンコ太鼓にたれる胴巻きは、各区ごとに違い、馬場区であれば「馬」の模様の縫取りの胴巻きといったもので、区の自慢話になるほど立派なものです。
毎年7月15日に徹宵で行われる「夜がらす祭」とともに、賑やかな夏の風物詩として町民に親しまれており、祭り当日は、地区全体が活況に包まれます。
開催期間 |
毎年8月15日開催
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会場名 |
香良洲神社 059-292-3930 |
住所 |
三重県津市香良洲町高砂3675-1
MAP
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